SNSのユーザーの多くが「ハッシュタグ」を使用しています。ふだん何気なく使っているハッシュタグですが、有効な使い方を理解している人はどれほどいるでしょうか。
プライベートのアカウントでSNSを利用する場合は、とくに意識する必要がないかもしれませんが、ビジネスで利用する場合は、ハッシュタグの基本を理解しておくことでマーケティングを有利に進められます。
そこで本記事では、ハッシュタグの意味や、実用的なの使い方について、解説します。
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目次
ハッシュタグにはどんな意味がある
今やSNSでは当たり前にように使用されるハッシュタグですが、いったいどんな意味をもつのでしょうか。
結論から言うと、ハッシュタグをつける目的は、ユーザーの検索を最適化してあげることです。
ハッシュタグで検索する、あるいはハッシュタグ付きで投稿することで、ユーザーが興味があることに関連する投稿を検索したり、同じジャンルのユーザーと情報を共有できます。
タグ化されることで、情報の収集スピードも上がるので、効率面を考えてもハッシュタグが有用な手段のひとつです。
ハッシュタグの由来は?
ハッシュタグのハッシュと#(ハッシュ)マークがもとになっています。
勘違いされやすいですが、ハッシュマークとシャープの記号は別物です。
ハッシュマークは”#”、シャープは”♯”です。横線が水平で縦線が右に少し傾いているのがハッシュマーク、縦線が垂直で、横線が少し右上がなのがシャープです。
当然ながら、そもそもの意味が違うので、利用される文脈も異なります。
ハッシュマークは、ラベリングとしての機能があり、シャープは音楽で使用される半音上げる意味をもつ記号です。
主にSNSで使用される場合は、ある言葉やスペースの無いフレーズの前にハッシュ記号をつけ、ハッシュタグとして、投稿をラベリングします。
Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、PinterestなどのSNSで投稿を絞り込めるのも、ハッシュタグのおかげです。
SNSごとのハッシュタグの使い方

ハッシュタグがどんなものかご理解いただいたところで、次はSNSごとのハッシュタグの使い方について解説します。
基本的な機能は同じですが、SNSごとにその使われ方は異なります。
ちょっとしたテクニックも存在するので、確認していきましょう。

Twitterのハッシュタグの特徴として、リアルタイムで変化していく状況をユーザーと一緒に楽しみながら広く物事を伝えられる点があります。
発信において、情報の鮮度が大事になる場合は、InstagramよりもTwitterが向いています。
そんなTwitterですが、ハッシュタグを利用するうえで、非常に重要になるのが検索結果ページです。
Twitterでは特定のハッシュタグで検索をかけると、エンゲージメントの数に応じて、投稿が表示されます。
噛み砕いていうと、リツイートやいいねの数が多い投稿ほど上位に表示されるわけです。
ビジネスでSNSを活用する場合は、自社で上位表示を狙える投稿はいったいどんなものかよく見極めたうえで、投稿を作成する必要があります。
まず見るべき指標は、ツイートのボリュームです。
一定数のツイートのボリュームがある市場で勝負することで、最終的な投稿の閲覧数を上げることができます。
先に以下の式を確認しておきます。
ツイートvo × クリック率=閲覧数
式からもわかりますが、ツイートのボリュームが少なければ、たとえ上位表示されても、見る人が少ないため集客は期待できません。
ツイートする予定のハッシュタグに、一定のボリュームがあることを確認できたら、次は競合性を確認します。
たとえツイートのボリュームが高くても、競合性が高ければ上位表示が難しいので、クリック率は増えません。
まずは上位に表示されているツイートの「リツイート数」、「いいね数」を確認したうえで、実際に競合に勝てるのかを分析しましょう。
ビジネスで利用されることも多いTwitterですが、ひとつの傾向としてto C領域の方がクリックされやすいという特徴があります。
例を挙げると、以下のようなジャンルです。
- ・ダイエット
- ・旅行
- ・グルメ
ハッシュタグを利用することで、フォロワーではない人とも接点ができるので、出来る限り多くの人にツイートを見てもらいたい企業の担当者などは、ぜひ活用してみましょう。

リアルタイムの情報が求められることが多いTwitterに対し、Instagramには時間感覚がありません。
例を挙げると、犬が好きな人に対し、ハッシュタグを添えて自分の飼っている愛犬の写真を共有したとします。
その投稿に共時性は不要で、たとえ1年、2年と経過しようが、同じ犬の写真なら見たい人はいるわけです。
ハッシュタグをつける本当の意味は、自分のジャンルをインスタグラムに知ってもらうことです。
仮に関係のないジャンルのタグを付けた投稿でバズが起きても、自分のジャンルで投稿が上がりづらくなってしまうこともあり得ます。
さきほどの例にも挙げましたが、愛犬に関する投稿ならば、#dogs #labradors のように関連するワードで広げていくイメージです。
自分のジャンルと関連するタグを広げていくことで、InstagramのAIが「これは犬に関するアカウントだ」と認識します。
2021年現在、Instagramではハッシュタグを30個まで付けられます。
上限一杯まで付けるのは、なかなか骨が折れるかもしれませんが、できる限り関連するハッシュタグを付けることをおすすめします。
ただこのあたりは、上限の30個までつけるのがよいという人もいれば、より関連性の高い10個〜20個に絞るべきだという人もいるので、正解はありません。
自分の考える最適な方法を探ってみましょう。
ハッシュタグを入れる箇所も投稿者によって異なるInstagramですが、最後にひとつ注意点があります。タグの差し替えについてです。
ハッシュタグは本文に入れるか、コメント欄に入れることになりますが、タグの差し替えは控えましょう。
場合によってはアカウントが凍結されてしまうケースもあるので、注意してください。

Twitter、Instagram同様に、Facebookにもハッシュタグが存在します。
付け方は特定のフレーズに「#」を付けるだけです。
文字数制限なく本文でテーマについて詳しく伝えられることも相まって、Facebookではあまりハッシュタグが活用されていません。
少し毛色の異なるFacebookのハッシュタグですが、もちろん設定するメリットもあります。
具体的には以下です。
- ・検索でみつけやすくなる
- ・広告の閲覧数を増やせる
- ・InstagramやTwitterと同じキャンペーンに使える
そんなFacebookのハッシュタグですが、ハッシュタグの使い方によっては宣伝色が強まってしまいます。
また関連のない投稿にまでタグをつけてしまうと、あからさまに商売の匂いがしてユーザーに避けられてしまうので注意しましょう。
ハッシュタグの付け方は?
ハッシュタグの付け方は非常に簡単です。
なにか特別なやり方が存在するわけでもなく、#(ハッシュマーク)」の後にキーワード入れるだけでハッシュタグ付きの投稿になります。
たとえば、あなたが沖縄に旅行に行って、沖縄に関する投稿をしたい場合は、「#沖縄」と投稿に添えるだけです。
旅行であることも伝えたい場合は、「#旅行 #沖縄」で、行った場所が美ら海水族館であれば、
「#旅行 #沖縄 #美ら海水族館」といった具合です。
のちほどハッシュタグをつける際の注意点についても触れますが、ひとつ気を付けておくべき点について触れておきます。
美ら海水族館について触れましたが、人によっては、#”ちゅら”海水族館でハッシュタグを作成しています。
- ・#美ら海水族館
- ・#ちゅら海水族館
- ・#YouTube
- ・#youtube
表記が異なるだけで、同じものを指すにもかかわらず、検索結果は全く異なります。
細かいですが、注意が必要です。
ハッシュタグを付ける際の注意点

ハッシュタグを付ける際には、いくつかの注意点があります。
今から解説する内容を押さえておかないと、正しくハッシュタグが認識されません。
『#』は「シャープ」ではなく「ナンバー」
ハッシュタグを表す記号は「#(ナンバー)」です。
似ている記号に「♯(シャープ)」がありますが、まったくの別物です。
よくある失敗として、「記号を間違えてハッシュタグ化されない」ことがあります。
ハッシュタグを付け慣れていない人であれば、認識が誤っている可能性があるので、投稿前に細かくチェックしてみましょう。
またSNSの種類によっては全角の記号を使用すると、ハッシュタグと認識されないことがあるため、あわせて注意が必要です。
&は使用しない
どのSNSにも共通して言えることですが、ハッシュタグ内では多くの記号が利用できません。
理由としては、キーワード間の文字以外の情報を処理することが難しいためです。
仮に複数のキーワードについて触れたい場合は、ハッシュタグを分ける必要があります。
「#キーワード&キーワード」ではなく「#キーワード #キーワード」と複数に分け、ハッシュタグの間には半角のスペースを入れることが必要です。
数字だけの文字列はハッシュタグにならない
数字だけでハッシュタグをつくることも控えたほうが無難です。
「#2021」などのハッシュタグで投稿したい……という人もいるかもしれませんが、基本的に数字のみのハッシュタグは機能しません。
「#2021」ならまだいいですが、仮に数字だけでハッシュタグが構成できるとしても、多くの場合は意味を汲み取りづらいでしょう。
またどんなトレンドに合わせた投稿なのかわからなければ、ユーザーにとって必要なタグとはなり得ません。
Twitter、Instagramなど、SNSによっては数字のみのハッシュタグ作成にはできないといったケースもあります。
数字を使用する場合は、なにか関連するキーワードと組み合わせることで、意味をもつ投稿にしましょう。
ハッシュタグを使用するメリットは?
今までの解説で、ハッシュタグを使用するメリットにも触れてきましたが、個人で使用する場合と、企業で使用する場合ではどんな違いがあるのでしょうか。
シーン別の使い分けについて解説します。
個人で使用する場合
個人で使用する場合は、検索がメインの人も多いでしょう。
投稿を拡散させるというよりも、どうやって検索にハッシュタグを活用するかについて触れていきます。
Instagramでは2017年12月から「ハッシュタグのフォロー」が可能になりました。
ユーザーをフォローして投稿を見るのがInstagramの主な使い方ですが、実は特定のユーザーのアカウントをフォローしなくても、キーワードやブランド名・商品名を含むハッシュタグをフォローしておくだけで、そのハッシュタグが付いた投稿がどんどんフィードに流れてきます。
情報収集目的でInstagramを使うのであれば、ハッシュタグをフォローしておくだけでも充分かもしれません。
企業で使用する場合
企業が運営するSNSでは、ハッシュタグをキャンペーン戦略に活用できます。
SNSを利用したキャンペーンを開催することのメリットは、ユーザーのリサーチができることです。
“どんなユーザーが”、”どんなキャンペーンに”、”どんな応募をしたか” というデータが取れるので、キャンペーンの認知向上や拡散が期待できます。
また指定したハッシュタグで、ユーザーに画像を投稿してもらうことで、ユーザーを活用した「宣伝」、「ブランディング」ができます。
【まとめ】ハッシュタグを最適化して検索をサポート
ハッシュタグをうまく使いこなすことで、SNSでのマーケティング効果を何倍にも上げられる可能性があります。
利用するうえでの作法さえ押さえておけば、あとはどんなタグを使用するか検討するだけです。
ハッシュタグを付けることで、ユーザーの検索は最適化されます。
顧客にリーチできるのみならず、いちユーザー視点で見ても便利な機能なので、よくメリットを理解したうえで、活用してみてください。
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